ORAS/S16使用構築 相思相殺ガルゲン [最高レート2179 最終2141/47位]

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概要

今シーズンはガルーラゲンガー両方を最大限活かす事をコンセプトとした。

非常に強力なメガ枠であるこの2体であるが、それ故にミラーも多発し不安定である。特にメガゲンガーは同速勝負や襷ゲンガーの存在等不安定要素が多い。そこで、こちらのメガ枠を通すための最大の障害である相手のメガゲンガーの処理を目標にPTを組んだ。

 


個体解説

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ガルーラ/ナイト 意地っ張り/肝っ玉

197(132)-191(228)-121(4)-/-135(116)-124(28)
猫だまし/秘密の力/空元気/不意打ち

メガ前
C222メガゲンガーの気合玉(88.3%~104.5%)乱数25% 命中非考慮
C190メガゲンガーの気合玉(76.1%~90.3%)

初手に呼びやすい相手のメガゲンガーに1:1をとらせたいガルーラ 1:1交換させられれば十分だが、こちらが生き残って突破できることも多々あった。

ガルーラとゲンガーを両選出し、相手の初手メガゲンガーをこちらはメガせずに突破or1:1交換しすることで、相手はメガ枠を消費しこちらのメガ枠が残っている状態を作る。そのままメガゲンを通す動きが理想。素ゲンガーだった場合も素ガルーラのまま突破し、相手の裏に控えているガルーラをこちらのメガゲンガーorゴツメで処理する。

ゲンガーの型を判別する為の猫だまし、幅広い範囲に対応できゲンガーへの麻痺も狙える秘密不意。気合玉や鬼火持ちゲンガー意識のD振り空元気。
空元気を持たせることでガルクレセに選出されやすい耐久アローやスイクン鬼火持ちゴーストへの打点にもなる。猫不意秘密により対面性能も高く、通常のメガガルーラとしても十分機能する。

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ゲンガー/ナイト 臆病
149(108)-/-126(204)-190-115-192(196)
祟り目/ヘドロ爆弾/催眠術/道連れ

メガ前でA200ガブリアスの逆鱗(85.2%~101.3%)乱数6.3%

両メガ選出を多々するのでメガ進化しない場合でもパワーがあり、メガ進化させる場合に求められる最低限の1:1交換とエース性能を両立できるB振りの催眠祟り目。

ガルーラの技範囲が狭く鋼入りのサイクル構築相手に選出しにくいのでゲンガーで崩していく。
初手ガルーラミラーした場合の引き先であり1:1交換を狙うがメガ進化する事が出来ないので、素直に1:1交換させてくれない場合も多く他の二体と合わせて上手く削って処理したい。

 

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ガブリアス/拘りスカーフ 意地っ張り/鮫肌
183-200(252)-115-/-106(4)-154(252)
逆鱗/地震/ストーンエッジ/毒々

相手のガルーラに対する削りや、ガルーラでゲンガーを処理できない場合の処理を行うスカーフ。対面性能ストッパー性能も高い。ラス1ミラーになることもあったので陽気を選択。

 

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クレセリア/ゴツゴツメット 図太い/浮遊

227-/-168-94-151-124 非理想のため実数値のみ
サイコキネシス/毒々/月の光/身代わり

初手ガルーラミラーの引き先2 。メガ進化させない場合のゲンガーではガルーラと1:1交換させてもらえないことも多いので物理受けとして採用。ガルクレセと並べておけば初手にゲンガーを呼びやすいと考えた。
猫ガルーラと相性の良い毒々、ガルーラミラーからお互いが物理受けに引いた場合に有利を取れるS振り身代わり。

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霊獣ボルトロス/オボン 控えめ/蓄電

184-/107-182-100-136(非理想の為実数値のみ)
十万ボルト/目覚めるパワー氷/気合玉/悪巧み

water voice ネガティブコントロール(シングル)
調整はこちらのものを使用させて頂きました。調整内容はこちらでご覧下さい
ボーマンダ入りやナットレイ等辛いサイクル構築を広い技範囲と高火力で崩す駒。
このポケモン以外での対応が難しいポケモンもおり、足りない部分を埋める駒として機能した。

 

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キノガッサ/気合の襷 陽気/テクニシャン
135-182(252)-101(4)-/-80-134(252)
茸の胞子/マッハパンチ/種マシンガン/岩石封じ

圧倒的な対面性能の高さから、障害である相手のゲンガーガルーラを処理しこちらのメガ枠+@1という状況を作れた場合に非常に強力。意地っ張りでないことで重要な乱数がずれる場合も多いが、昨期から意地ガッサ意識のS調整が多いと感じ陽気で採用した。
クチート軸やメガシンカ両方とも有効打のないバンギラスにも強い。ゲンガーを呼びやすいのもコンセプトにマッチしている。

 

使用感/結果

 相手のメガガルーラメガゲンガーを素ガルーラ素ゲンガーで11交換し残った方のメガ枠を通すのが理想の動き。お互いにガルーラゲンガーで1:1交換しあった場合の為に3体目には対面性能の高いポケモンを置きたい。
 実際初手にメガゲンガーを選出される割合は非常に高く、また相手のメガゲンガーはこちらのガルーラと1:1交換をすることを最大の目的としている場合が多いので、コンセプトとしては上手く機能した。こちらはまだメガゲンガーを使えるという有利な状況であり、そのままeasy win という流れを確立出来たのが今シーズンの大きな勝因であった。

 

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ORAS/S14使用構築 [最終レート2112/96位]

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概要

剣の舞を持ったキノガッサの制圧力・崩し性能の高さに注目し構築を組み始めた。

次に物理受けを起点にできるキノガッサと相性がよく、相手のガルーラに強く対面性能の高い最速猫捨て身ガルーラを採用。

上記のガルーラやキノガッサを見て初手に出てきやすい相手のゲンガーやガルーラを処理したい為、両対応可能なD振りメガゲンガーを採用。

 

初手に来やすい相手のガルーラゲンガーをこちらのメガ枠で処理した後、こちらのガルーラガブリアス等を物理受け+αのような選出で処理しに来た場合でも、ガブリアスボルトロスのような対面気味の選出で来た場合、またガルーラが初手に来ない場合でも対応できる出来るように残りを選択。

基本的には相手のガルーラを受けずに対面で処理していくことを目指した。

 

個体解説

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ゲンガー/ナイト 控えめ
159(188)-/-81(4)-166(4)-105(76)-160(236)
シャドーボール/ヘドロ爆弾/凍える風/道連れ

相手のゲンガーに強い型である必要があったのでHDSの配分。
ガルーラ/キノガッサを見て出てきやすい相手のゲンガーやガルーラを処理する。
同じく障害となりやすいボーマンダガブリアス意識の凍える風採用。
ゲンガーで相手のガルーラと11を取り、その後こちらのガルーラを見て選出されている相手の物理受けを後続の起点にしていく動きが理想。 

 

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キノガッサ/気合の襷 意地っ張り/テクニシャン
135-200(252)-101(4)-/-80-122(252)
キノコのほうし/マッハパンチ/タネマシンガン/剣の舞

ガルーラを見て出てくる相手の物理受けを起点にしていく駒。催眠ターンに依存するが舞った後の制圧力には目を見張るものがあった。元々対面性能が高いポケモンでもあり、キツイ相手を胞子で強引に倒しに行くこともあった。

 

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ガルーラ/ナイト 無邪気
181(4)-134(148)-101(4)-73(100)-90-156(252)
猫だまし/捨て身タックル/冷凍ビーム/地震

崩しを他のポケモンで行うため対面性能を高めた陽気最速の猫捨て身型。相手のガルーラに対して強く出る事が出来る。
終盤のカバルドンの増加や、キノガッサが呼びやすいボーマンダ・草タイプに打てる冷凍ビーム採用。相手のガルーラ+カバルドンの様なPTに対してキノガッサの選出を強制されない点も良かった。

 

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ガブリアス/こだわりスカーフ 陽気/鮫肌
183-182(252)-116(4)-/-105-169(252)
逆鱗/地震/雪崩/ほのおのキバ

相手のガブリアスやゲンガーに強い必要があり、対面ミラーにも強いスカーフ。崩した後の抜き性能が高い。スカガブミラー意識の陽気。

 

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ボルトロス/オボンの実 図太い/いたずらごころ
184-/-132-144-101-135 (非理想の為実数値のみ)
10万ボルト/めざめるパワー氷/電磁波/悪巧み

ゲンガーでガルーラと11とった後、物理受け+αと選出された場合でも、ガブリアス+αような対面気味の選出でも打ち合えるHB悪巧み。HBベースにすることでゲンガーでガルーラを処理できなかった場合でも打ち合うことができ、後ろのポケモンと合わせて処理しやすくなる。メガ枠両方が不利をとるメガバシャーモ等への誤魔化し性能や、クッション性能も高い。

 

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ファイアロー/青空プレート 意地っ張り/疾風の翼
HAベースds調整
ブレイブバード/剣の舞/羽休め/挑発

重いバシャーモへの牽制と、キノガッサより通りの良い時に選出する崩しの駒。火力は+2でガルガブが落ちる程度。キノガッサが呼びやすい草タイプにも強い。相手のクレセリアを起点にしやすくなる挑発採用。

 

 使用感/結果

基本的にはゲンガーを初手に選出しガルーラが来た場合は11をとり、それ以外が来た場合はこちらのメガゲンを残して相手を突破する事が理想。それ以外ではガルーラ+キノガッサの様な選出。
選出時は相手がこちらのガルーラに対して物理受けでの処理をしてくる構築なのか、対面で処理してくる構築なのかを考え選出していた。

 

ゲンガーに依存度が高くガルーラを十分活かしきれていなかったのが課題。
そもそも2:2から始める前提についても検討する必要がある。

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